MNPで儲ける話について

おもしろいことも楽しいことも一つも書いてないので注意。ただの考えたことメモ。

MNPで儲ける概要

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で機種変し、 キャッシュバックを貰っておいて、儲けが出る範囲で解約する。みたいな話。

今回は、それって法律的にどうなん?という思考メモ。 個人的な見解として、別に違法って程のものではないかなーと。 でも「違法だろ」「違法ギリギリだろ」って意見も多いんよね。その辺どうなってるんだろ世界の仕組み。

この方法で儲けている人&儲ける事を、”MNP野郎”と呼ぶことにする。

法律的に

法律的にはどうなのかググった。

前者の転売は話がちょっとズレる。今回のMNP野郎はキャッシュバック&解約によって儲ける話。 後者のはどストライク。こちらは弁護士の人が回答してるのかな?曰く

利用する意思を秘匿していることから、詐欺や、お店に対する業務妨害などがあるのではないか

ほほう?

信用毀損罪・業務妨害罪

虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の業務を妨害すること(偽計業務妨害罪)。または威力を用いて人の業務を妨害すること(威力業務妨害罪)を内容とする犯罪である。 偽計:人をあざむく計略

詐欺罪

詐欺罪(さぎざい)とは、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする(例えば無銭飲食や無銭宿泊をする、無賃乗車するなど、本来有償で受ける待遇やサービスを不法に受けること)行為、または他人にこれを得させる行為を内容とする犯罪のこと。

どちらも当てはまらないような気がする。そもそも「欺いて」とはどういうことか。
「解約すると違約金が発生します」と言われるケースはあるが、 「現時点で、継続して利用する意思がありますね?」と確認された記憶は無い。

利用の意思が必要、と契約内容に書いてあれば”欺いた”は成り立つと思う。 書いてあるのかな。あの小さな文字で書かれた契約書に。無いだろうさすがに。

法律観点まとめ

現状、ケータイ利用の意思が契約要件に入ってないなら別に違法な事はないと思う。

しかし理屈の上ではセーフそうでも、なんだかんだ言いがかり的に有罪となるかもしんないなーと思う。 現代日本の裁判や法律をあんまし信用していない。

道徳的に

おまけ。 MNP野郎共が誰かに迷惑をかけているのか。つまり悪と言えるかどうかの観点で考えてみる。

まずケータイ会社が被害を被っている。 しかしこれはそういう契約の筈。 「キャッシュバックあげます」「解約に違約金は設けません」これではキャッシュバック即解約されても文句言えまい。 そもそも損して得とれ式のシステムなのだろう、キャッシュバック。 損して得しそこなうケースもあるでしょうよ。

二次的に、一般のケータイ契約者がその損を補填している筈で、損していると言える。 が、これは別個の契約なのでMNP野郎の被害を受けているなどとは言えないだろう。

そもそもキャッシュバックのシステムは、「目玉商品(店に赤字が出るレベル)で客を集めて他の商品も購入してもらうことで利益を出す」みたいな スーパーと、原理的には同じだと思っている。 目玉商品だけ買って帰ったからといって悪いとは言えない。

道徳観点まとめ

道徳的にも悪とは言えないと思う。

まとめ

副業としてどうか、と言えば、副業とは言えないと思う。誰の役にも立たないので。 副収入という言い方なら認めようと思う。

ちなみに、自分からしてみると最も縁遠い金の稼ぎ方だと思う。 自分が使うケータイの契約もめんどくさがってろくにしたくないというのに、 使いもしないケータイの契約とか解約とかようせん。MNP野郎、本当にマメな奴だ。